まだ幼い頃から歌いはじめたと聞いたけれど・・・・・・。 どのようにして歌いはじめたんだい? 「まず、泣くことからはじめたのさ」 「僕は父なし子だ。父親の顔も知らない。母は僕の学費稼ぎに週30シリングで働いた。僕は教育よりひらめきがある。教育があったらバカになってた」 「僕は自分に対して人種的偏見がない。理由はこうだ。僕の父は白人、母は黒人で僕はハーフだと言われる。だが僕たちは人種の下にではなく神の下に生きている。神が僕を白人と黒人から創られたのだ」 「学校の女の先生がこういった。“話せる人は話しなさい。何かを作れる人は作りなさい。歌える人は歌いなさい”だから俺は歌うんだ」 |
「よ くわからないが、俺のおふくろがもとシンガーだった。おふくろはスピリチュアル・・・・・・つまり、ゴスペル・シンガーだったんだ。自分で曲も書く。だか ら、まず最初に聞いたのはおふくろの歌だったってわけだ。それから・・・・・・俺は音楽が大好きになった・・・・・・大好きで・・・・・・そう、一緒に成 長したようなものだ。そして今は、好きだからやっている・・・・・・ごく自然なことだ」 |
「僕らはレコードが買えずラジオを聴いた。ラジオから流れる音楽は何でもだ。だが僕はそうした音楽には関心がなかった。僕の関心は・・・霊的な音楽だった。革命の意識をもたらす音楽だ」 |
「僕の家は僕と共にある。頭の中にあるんだ。僕が思考の中で心を落ち着かせる場所・・・・・・それが家だ。僕の家はその辺の形ある家じゃない。頭の中にあるんだ。恋人は僕の思いにある」 |
「ある者は木の葉だ。ある者は小枝だ。だが、俺たちは根っこなんだ」 |